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新型コロナウィルス感染症
感染予防対策

キャンパスへの立ち入り制限の詳細はこちら

キャンパスを主要な学習の場とするNISでの喜びは、毎日、キャンパスで顔を合わせ、共に、そしてお互いから学ぶことです。しかしながら、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う安全対策のため、キャンパスでの学びが困難な状況に陥りました。従いまし て、オンライン授業の実施だけでなく、いつ、どのようにして、安全かつ完全な形でのキャンパスでの学習に復帰することができるか という問題に答えることが、この間私たちに課せられた課題となりました。

ご存知の通り、4月10日に愛知県に緊急事態宣言が発出された際、私たちはオンライン授業を今学年度終了時まで継続する決定をいたしました。これにより教員たちは、全ての生徒が今学年度中、安全に学習を継続するための授業計画を構築することができました。

また一方で、6月に緊急事態宣言が解除された暁には、分散方式かつ任意での、キャンパスでの学習(オンライン授業とは別に)を可能にする登校形態を検討中であることもお知らせしました。県内および日本国内における状況が改善傾向にあり、国による愛知県の緊急事態宣言が解除されたことから、キャンパスにおける安全な学習再開に向けた準備のための時機が整ったように思われます。

しかしながら、皆様から頂きましたご回答やご意見からも、依然としてコミュニティ内に不安が残り、安全への意識が高いことは明らかです。また、現在海外に滞在中のご家族を含め、登校が叶わないご家族に対しても、全生徒がオンラインでアクセス可能なカリキュラムを提供し続けることが、この学年度末の3週間において非常に重要です。

 
キャンパスにおける授業の再開(2020年6月)

従いまして、安全かつ段階的なキャンパスでの授業再開のための計画は、以下のNISにおける主要な原則及び既存の決定事項に添ってなされることになります。

Returning to Campus - June, 2020:   PDF ( English / 日本語Português )

 

 

安全対策:3密と衛生管理


NISは、日本で「3密」と呼ばれる以下の感染リスク(3C)を回避し、安全な学校環境に生徒と職員を迎えるよう全力を尽くします。
1.   接場面(他者との密接は感染リスクを高めるため回避する)
2.   閉空間(換気の悪い密閉空間を回避する)
3.   集場所 (他者との距離を保つことが困難な密集空間を回避する)

上記の「3密(3C)」と以下の4つの衛生管理原則を合わせて徹底します。

  • 体調不要の場合は自宅で休む
  • 頻繁かつ入念な石鹸での手洗い(手洗いできない場合には消毒液を使う)
  • 顔を触らない
  • 接触面/アイテムの共有を避けること及び清掃の徹底

 

3密と衛生管理原則の詳細:

密接

  • 常にマスクを着用してください。(ランチや、他者との密接がない場面での運動など、教師からの指示がある場合を除きます)
  • フラフープをイメージした一定のスペースを他者との間に置くよう指導します(可能であれば約2メートル)
  • できる限り密接のリスクを削減するべく学習やアクティビティを計画し、また指導、監督します
  • 生徒間の距離を1メートル以上確保する、または衛生上安全な手段を講じるなど、教室内はできる限り密着を回避する配置に変更されます
  • 食事中の密接による感染リスク回避のため、ランチは教師の監督のもと教室内でとるものとします
  • 行列が必要な場面では(ランチ、トイレなど)、密接リスクの回避のため、教職員の監督のもと、床の印に従うこととします
  • 体育や合唱など、感染リスクの高いアクティビティは安全を確保できるよう調整します。

密閉

  • 可能な限り、屋外や換気の優れた広いスペースでアクティビティを行います
  • 各教室には、風通しを良くするために解放する窓/ドアを指定します。これらの窓は分かりやすく表示し、終日解放します。
  • 換気の限られる狭いオフィスには、空気清浄機またはサーキュレーターを設置します
  • キャンパス内の移動の際には、可能な限り屋内ではなく屋外の通路を利用するよう、生徒と教職員に指導します

密集

  • 分散登校により毎日登校する生徒の数を限定することで、密集を回避し、校内の生徒及び教職員も分散可能なスペースが増加します
  • キャンパス内に分かりやすく表示の上、左側通行を徹底します。移動の際には屋内だけでなく屋外の通路も活用し、キャンパス内の密集空間を削減します
  • アクティビティ、ミーティング、移動など、可能な限り屋外スペースを利用します
  • 屋内では、可能な限り身体的距離を確保できるよう席を配置します


衛生管理の詳細

(1)体調不良の場合は自宅で休む

  • キャンパス立ち入りについてのガイドライン 保護者の皆様におかれましては、お子様の登校にあたりキャンパス立ち入りのガイドラインを遵守されていることをご確認ください。教職員、生徒及び訪問者は以下(「キャンパスへの立ち入りについて」をご覧ください)に該当する方のキャンパスへの立ち入りをお断りしています
  • 毎朝の検温と隔離室 全ての教職員及び生徒は、毎朝キャンパスへの立ち入りにあたり検温を行います。その際に発熱がある、もしくは体調不良の生徒は隔離スペースにて保護者の到着を待ちます。上記の症状がある生徒が帰宅する場合には公共交通機関の利用を避け、お車でのお迎えをお願いします。

(2)手洗いの徹底

  • 各授業とランチの間の時間には、定期的に手を洗うよう指導します。追加の手洗い場が3つ、コモンズの外に設置されました。多くの教室にも手洗い場と石鹸、ハンドタオルが設置されています。
  • 手洗いの方が有効ではありますが、校内には手指消毒用のスプレーが多数設置されています。これらを頻繁に使用することも生徒に指導します。

(3)顔を触らない

  • 顔を触ることの危険性を生徒に指導します。マスクの着用も、日中顔を触る頻度を減らす上で有効です

(4)接触面/アイテムの共有を避けること及び清掃の徹底

  • 以下のような定期的かつ継続的な清掃を習慣的に実施します
    • 毎日終業後の清掃
    • 1日を通して清掃が行われ、追加の清掃スタッフがドアノブ、手すり、スイッチ、蛇口、机の上など使用頻度の高い接触表面を効果的な消毒剤で清掃して廻ります
    • 毎週末に徹底的な清掃を行います。5月の最終週の週末には抗ウィルス作用の高い除菌清掃を行います
  • 教員と生徒が接触表面を清掃するためのクリーニングキットを各教室に設置します
  • 水飲み場を使用する際は、直接飲用するのでなく、水筒に水を追加する目的のみに使用するよう生徒に指導します
  • 資料や機器の共有が必要となるアクティビティを可能な限り削減します
  • 生徒に対し自分の学用品などを使用し、他の生徒と共有しないこと、マスクの着用、手洗いを指導します

 

大変長い間お待たせ致しましたが、ようやく生徒たちをキャンパスに迎え入れることができる日が近づき大変嬉しく思います。学年度最後の3週間を、十分に安全対策を講じた上で共に楽しむことで、この年の功績を讃えると同時に、未来に備えることができるものと信じています。

当然のことながら、引き続き行政機関の指針を遵守すべく細心の注意を払い、県内で再度感染拡大が見られた場合、もしくはコミュニティ内において罹患が報告された場合、及び緊急事態宣言が発出された場合には、再び全校オンライン授業を再開することになります。そうならないことを祈りつつ、6月1日に廊下が再び生徒たちの(マスクに隠れた)笑顔で溢れる日を迎えることができることを楽しみにしております。

(2020年5月25日)