日本の大学へ

・・・日本の大学に進学出来るのですか?


インターナショナルスクールのカリキュラムは、アメリカ、カナダ、イギリスなど英語圏の大学に進学することを目的としており、実際、ほとんどの卒業生は海外の大学に進学します。英語力を活かして国際的に活躍出来る大人になって欲しいと願う一方で、やはり将来は日本の大学を卒業して欲しい、日本の大学に進学出来る可能性があるのかどうか・・・入学のお問い合わせの際に、最も多いご質問にお答えします。

海外子女教育情報誌 「INFOE」 33号(2010年9月号)より転載
以下に記載する内容は、アメリカで役立つ教育情報が満載の教育情報誌、「INFOE」に掲載して頂いた寄稿文で、アメリカ在住の日本人の方を対象に書かれ ています。あらかじめご了承ください。
なお、掲載内容は2010年9月現在のものであり、その後、プログラム内容、募集要項などが変更されている可能性が あります。出願にあたっては、必ず各大学等にお問い合わせの上、最新の情報をご確認下さい。

 

日本の大学に進学するには?

インターナショナルスクールからも日本の大学に進学することは出来ます。 

文科省は、WASC(米国西部地域私立学校大学協会)、CIS(国際学校協議 会)、ACSI(キリスト教学校国際協会)などの国際的な教育認定組織の認可を受けた学校で12年の課程を修了するか、国際バカロレア・ディプロマ資格を 取得した18歳以上の生徒には、日本の高校を卒業した者と同等以上の学力があるとして大学入学資格を認めています。近年、日本の大学の入学審査は多様化し てきていますが、インターナショナルスクールの卒業生でも、大学入試センター試験や、一般の学部入試を受験する資格があるということです。しかしながら、 少なくとも高校卒業までの数年間、英語で、しかも日本の教育システムとは異なるカリキュラムで学習してきた生徒にとって、日本語の筆記試験で日本の高校生と競い合うのは現実的には容易なことでは無いでしょう。

また、インターナショナルスクールは外国の学校と同じだから、帰国生としての受験資格が認められるのではないかとも思われがちですが、残念ながら今のところほとんどの大学では、インターナショナルスクールの卒業生には帰国生入試の受験資格を認めていません※。国際バカロレア・ディプロマ資格を取得していれ ば受験資格を認める大学もありますが、この場合、適用されるのは海外で取得したディプロマ資格のみです。

そこで、日本の大学に進学するインターナショナルスクールの卒業生の多くは、一部の大学に設けられている、受験生の国籍や、高校課程をどこの国で修了した かを問わない学部へ進学することになります。ほとんどの大学で「国際教養学部」と呼ばれるこのような学部は、一般の受験生以外にも帰国生や留学生、イン ターナショナルスクール卒業生などを対象として英語で講義を行うプログラムを実施し、9月入学も可能です。 慣れた英語で学習しながら日本の大学を卒業出来るというメリットはありますが、これまでこのようなプログラムは国際教養といった分野に限られ、残念ながら他の分野を専攻出来る選択肢はありませんでした。

 

「グローバル30」で広がる可能性

しかしながら現在、インターナショナルスクール卒業生でも、国際教養以外の学部に入学できる可能性が広がる動きがあります。 このたび、大学において質の高い教育と海外の学生が留学しやすい環境を提供する為の取り組みとして、文科省の国際化拠点整備事業(グローバル30)が スタートし、採択拠点として修士課程、学士課程合わせて13の大学※※が選ばれました。 講義は英語で行われ、基本的には日本国籍を持たない生徒が対象になるのですが、中には、日本国籍の生徒でも、高校の4年間を日本以外の教育システムで修了 していれば出願対象となる大学もあります。つまり大学によっては、帰国後インターナショナルスクールに編入、そのままインターナショナルスクールを卒業した生徒にも、高校の4年間、海外の高校またはインターナショナルスクールに在籍していれば出願資格を認めているのです。

専攻出来る分野も、物理学、生物学、政治経済など多岐にわたります。ただし、実施期間や出願資格、対象となる学部等は大学によって異なりますので、事前に 各大学に確認して頂く事が必要です。修士課程のみを対象とする大学もあるのでご注意下さい。ちなみに、もともと海外からの留学生を対象としたプログラムですので、 ホームページにも詳細の記載は英語のみの大学がほとんどです。

大学や学部によってはかなりの倍率も予想されるので、実際にどれくらい門戸が開いたことになるのかは未知数ですが、新たな選択肢が加わったことは確かです。優れた語学力、貴重な海外での生活経験、ユニークな教育背景を持ちながらも、教育システムの違いという壁に選択肢を狭められてきた帰国子女の皆さんの可能性が、これでほんの少しでも広がったとしたら大変素晴らしいことではないでしょうか。

 

※一部の大学では、海外の高校の卒業を待たずに帰国し、帰国後インターナショナルスクールを含む日本国内の高校に編入した場合でも、海外の高校での在籍年 数や、帰国から出願(または入学)までの年数などの様々な条件を満たしていれば、帰国生として受験できることもあるようです。条件は大学、学部によって異 なりますので、出願資格の有無は各大学にお問い合わせ下さい。


※※東北大学、筑波大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、慶応義塾大学、上智大学、明治大学、早稲田大学、同志社大学、立命館大学 (平成21年7月現在)

 

ここに記載されている内容は2010年9月現在のものであり、その後、プログラム内容、募集要項などが変更されている可能性があります。
出願にあたっては、必ず各大学等にお問い合わせの上、最新の情報をご確認下さい。
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